ナンド・ナカノマ・オモテ

ナンド(納戸)

家族の寝室や衣類の収納場所として使われていました。

ナンドの民具

長持ち(ながもち)

長持ちは、衣類や寝具の収納に使われた、上に開く蓋(ふた)が付いた長方形の木箱です。
長持ちの中でも、木箱の下に車輪を付けて移動の便をはかったものを車長持ちといいます。
箪笥(たんす)は引出しがあるため、長持ちのような木箱と比べると材料も加工する手間も倍以上かかりました。江戸時代の庶民は高価な箪笥を持つことができず、大切な物を収納する家具として、大型の長持ちがさかんに使われました。

ナカノマ(中の間)

正式な客を迎えるために使われました。

オモテ(表)

「ナカノマ」の前室として使われていました。