ヘヤ(部屋)
家族の寝室や衣類の収納場所として使われていました。
ヘヤの民具
箪笥(たんす)
箪笥は、衣類や道具を収納するための引き出しや扉を備えた家具です。
チャノマ(茶の間)
日常的な来客の応対や、少人数での集まりなどに使われました。
チャノマの民具
囲炉裏(いろり)
囲炉裏は、床の一部を四角く切って火をたけるようにした炉の一種です。灰を敷きつめ、その上で炭や薪を燃やし、食べ物の煮炊きや部屋の暖房などに使います。
炉を囲む席は、土間から見て奥が家の主人用の「横座(よこざ)」など、席順が決まっていました。
自在(じざい)カギ
自在カギは、囲炉裏の火で煮炊きするために、鍋(なべ)や釜(かま)をかける道具です。囲炉裏の上の梁からつり下げて、上げ下げや回転を自在にすることができる仕掛けが工夫されていることから、自在カギといわれています。
棒を固定する横木(よこぎ)は、木片に穴をあけただけのものから、タイやフナなど魚をかたどったものや、扇、ひょうたんなどの装飾の施されたものまであります。いずれも縁起(えんぎ)のよいものです。
カッテ(勝手)
炊事場として使われ、置きカマドが置かれていました。
カッテの民具
おひつ
おひつは、ご飯を入れておく容器です。釜で炊いたご飯は、おひつに移します。おひつは木でできているため、炊き立てのご飯から出る湯気(ゆげ)を吸い取り、おいしく保存しておくことができました。
寒い地方では、このおひつをさらに藁(わら)でできた、いちこに入れて保温しました。わらが断熱材(だんねつざい)の役目をしています。
【ひたちなか市教育委員会蔵】
石臼(いしうす)
石臼は、上下の石をすり合せて、もみ殻がついた状態の小麦やソバなどの穀物を粉砕するために道具です。
【茨城県歴史館蔵】
箱膳(はこぜん)
箱膳は、蓋付きの箱の中に一人分の食器や箸を入れておき、食事の時は蓋を裏返してお膳として用いていました。
かつては、自分専用の箱膳が用意されていて、食事は残さず食べ、最後にお椀にお茶を注いで飲み、洗わずに箱膳にしまっていました。
【ひたちなか市教育委員会蔵】
置きかまど
かまどは、穀物や食料品などを煮炊きするときの調理設備です。
かまどは、土間に固定して設けられることが多いですが、このように板の間に置かれることもありもあり、「置きかまど」と呼ばれています。移動ができるかまどで、板の間にも、土間にも置くことができました。
イタノマ(板の間)
炉が切られていて、火を囲んだ食事や団らんの場所でした。
イタノマの民具
囲炉裏(いろり)
囲炉裏は、床の一部を四角く切って火をたけるようにした炉の一種です。灰を敷きつめ、その上で炭や薪を燃やし、食べ物の煮炊きや部屋の暖房などに使います。
炉を囲む席は、土間から見て奥が家の主人用の「横座(よこざ)」など、席順が決まっていました。
自在(じざい)カギ
自在カギは、囲炉裏の火で煮炊きするために、鍋(なべ)や釜(かま)をかける道具です。囲炉裏の上の梁からつり下げて、上げ下げや回転を自在にすることができる仕掛けが工夫されていることから、自在カギといわれています。
棒を固定する横木(よこぎ)は、木片に穴をあけただけのものから、タイやフナなど魚をかたどったものや、扇、ひょうたんなどの装飾の施されたものまであります。いずれも縁起(えんぎ)のよいものです。