この家は、もとは水戸市の北側を流れる那珂川の右岸、常澄村(現水戸市小泉町下圷)にあった農家の部材を使って整備しました。
里の「食」をテーマとして、地域に伝わる伝統食や行事食づくりなどの活動を行っています。
チャノマ(茶の間)
いろりが切られ、煮炊きや暖をとるために使われました。
火を囲んでの食事や団らんの場でもありました。
ナカノマ(中の間)
日常的なつきあいに使われました。
「ザシキ」の前室として一体的に使われることもありました。
ザシキ(座敷)
床の間を備えた正式な客間で、冠婚葬祭の時などに客を迎えるためにと使われました。
「ナカノマ」との間の建具を取り払って、広く使われることもありました。
ヘヤ(部屋)
家族の寝室として使われていました。
地域によっては「ナンド」と呼ばれることもありました。
ドマ(ニワバ)
土間となっていて、屋内の作業場として使われていました。
地域によっては「ニワバ」と呼ばれることもありました。